マウントアダプターいろいろ
レンズ遊びにはいろいろとあるものです。中でもオールドレンズ系は我々中古カメラ屋にとっては、フィルムカメラからデジタルカメラへの時代の流れの中で、一種の救いの神のようなものでした。
そこにはマウントアダプターが必須になります。
ところで、マウントアダプターにレンズが入っているものはフィルム時代からありました。プラクチカマウントレンズをニコンFマウントボディに付ける時のように、フランジバックの関係で近接しかピンが来なくなってしまうような組合せの時に使う、レンズ入りのアダプターです。
その頃から、「レンズを1枚挟んでしまうことはどうなの?」という考えはありました。
ミラーレスデジタルの時代になって懐が深くなったことによって、前述のような問題はほぼ解消されたのかと思っていたら、今でもレンズが入ったマウントアダプターがあることを今更になって知ってしまいました。
そのアダプターには焦点距離が0.7倍になるようなレンズが入っていて、フルサイズのレンズをAPS-Cサイズセンサーのカメラに装着すると、装着するレンズは本来の画角「フルサイズ」で撮影出来るというのです。
ところで、今回の現物。下の画像のようにレンズに色が付いた円状の縞々が見えます。お持ち込みになった方が「始めからこうなってた」とのこと。撮影上はほとんど影響無いと思われるのでいいんでしょうけども、突き詰めて考えると、1枚レンズが入っちゃう上にそのレンズにバルみたいなのがあるってどうなの?とも思ってしまいます。
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