私(FE)のトリセツ
私、ニコンFEは1980年前後に売られていた電子シャッター式のカメラですが今でも、LR44電池を2個装填していただきますと、シャッター速度全域においてまずまずの動作をしております。内蔵の露出計もおおよそ正確な精度を保っております。
三角アタマのペンタカバー部分が少し歪んでいますが、ファインダーを覗く上で特に問題は無いので撮影にも影響ありませんので、ちょっとおマヌケな見た目は愛嬌としてお許しください。
ただ、我楽多屋に並ぶ時点の動作チェックでは現れていなかった症状。シャッターを切った時にミラーが下りて来ないトラブルが、1/250秒と1/125秒あたりで時々出るようになってしまいました。
でも、シャッター幕はちゃんと閉じているので撮影に影響は無いものと思います。下りて来なくなったミラーもシャッターダイアルを一旦バルブ(B)まで回していただくと下りて来ますので、続けて撮影が可能です。
こんな私でも良いという方にお買上げいただくのを心待ちにしております。もちろん、当初の値付けより安くなっております。
さて、このニコンFEは昨日のブログ記事にも登場した個体です。先日、「フィルムカメラをはじめたい!」というお客さんに操作説明をしている時点で、時々ミラーが下りてこない症状が発覚したのです。
面白いことに2晩寝かせたら、その症状が出なくなっていますが、今後は何とも...です。
良きように解釈をすれば、初心者に嫁ぐと迷惑を掛けてしまいそうだと判断したこのカメラ自身が、操作説明している時点で故意的に不調になって、身を引いてくれたのかもしれません。
また、この症状は心得のある人ならばドライバー1本で簡単に改善させられるという情報もありますが、我楽多屋では手を加えない現状売りを基本にしているので(直す技術を持ち合わせていない…というのも一因ですが)、こんな場合は値を下げて分かる人に見つけてもらうようにしています。モノは言いよう、うちでイジってしまうと、分かって買っていただける方の楽しみを奪ってしまうことになりますからね(^^)
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