我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2018年10月19日 (金)

針の撤去

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もう15年以上は前のことです。当時、我楽多屋に出入りされていた修理屋さんがいました。

時々、我楽多屋に部品取り用のカメラ等を探しに来られていました。もうとっくに引退されていらっしゃいます。

その修理屋さんが何度かこんなことを言っていました、「動かないメーターの針なら無い方がいい!」と。

私 二代目はまだまだヒヨコの時代だったので「あぁ~そうか...」と、それ以上に突っ込むことなどしませんでした。

さすがに、その修理屋さんが修理依頼のあったカメラのメーターが直らないからといって、勝手に針を取り去ってしまうことはないでしょうし、するにしても確認されたうえのことでしょう。

ただ、修理依頼の片手間にやられていたと思われる~直して売っていたカメラの中には、そういう理由でメーターの針を撤去してしまったものがあったようです。

買われる方が承知で買われるんであれば良いのだけど、若い人や初心者はそれが分からないまま…なんてことがあれば、本来の状態でないものをプロが売る~ということが気になったりもしました。

そうは言いつつも、我楽多屋に並ぶカメラやレンズのほとんどが現状売りですから、そういうものが並んでしまうこともあるわけで、偉そうなことはいえないんですけども...。

そういう意味でも、我楽多屋は基本「ジャンク屋」であることはご理解の上、ご利用いただければと思います。

それでも、壊れているものとして売っている品物は別ですが、使えるものとして値付けをした品物は、事前になるだけ基本動作や状態を確認するようにしています。上の画像は先日検品中に発見した、ファインダー内にあるべきメーターの針が撤去されていた一眼レフです。

 

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