コニカ・ライトメーターⅢ
昨日に続いて、これもお客さんカメラです。
「コニカ・オートレックスP」(1966年発売)は、前年1965年に発売された「オートレックス」から、EE機能を省略した普及版。
オートレックスはボディ前面にあるシャッタースピードダイアル部に、CdS式露出計の受光部がある外光式EEカメラですが、この「オートレックスP」の場合は単なるシャッターダイアルだけとなっています。
どちらも、フィルムを装填したまま途中でハーフサイズとフルサイズのフォーマット変更が相互に可能なのが最大の特長であります。
面白いのは、露出計を省いた「オートレックスP」なのに、外付けのCdS式露出計「コニカ・ライトメーターⅢ」が用意されていて、シャッターダイアル部に被せて使うようになっています。
私 二代目、このライトメーターⅢを見るのは今回が初めてのような気がします。また、オリンパスPEN Fのそれに似ていることが余計に興味深く感じられました。その話をしたら、お客さんには「セコニックかどこかのOEMで基本同じなんじゃないの!?」とあっさり言われてしまいましたが…。
実はひとつオチがあって、このカメラの持ち主は先日のブログネタで「自分はマニアではない…」と言われたお客さん。
今回は「このメーターの使い方がイマイチ不明で...」と相談に来られたのでした。初めて見た私ですが、オリンパスPEN Fのと同じ仕組みのようなのでご相談に応じられたわけです。
で、「こうやって使い方が分からない~って相談に来るようでは、マニアではないでしょ...(笑)」ってオチでした。
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