我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2018年3月 1日 (木)

18枚撮りにする部品

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二眼レフカメラ・ミノルタコードの「RA」型は、巻上げクランクの上にある交換式のフィルム枚数規制盤!?を交換することで、フィルム送りを変更できるため、4×4サイズと4×5サイズの撮影が可能になります。

フィルム室に撮影サイズに合わせたマスクを入れる必要はありますが、ピントグラスには元々それぞれのサイズの目安になる線が引かれています。

なので、交換パーツの多いローライキンなどに比べると、かなり簡単な作業で撮影フォーマットの変更が可能です。というのも、使用フィルムは元の6×6と同じブローニーだからです。

当時の広告を見ると、18枚撮りのキャッチコピーに「フィルム2本で3本分の枚数が撮影出来ます」と
ありました。写真をやること自体にお金のかかる時代でしたから、フィルムや現像代を抑えることが出来るのをウリにしたのでしょう。

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また、18枚撮りに対応していない初期モデルを改造するサービスも行なっていたようです。

今春発売のペンタックスのデジタル一眼「K-1 MarkⅡ」に合わせて、初期モデルのK-1の性能をMarkⅡ同等にアップグレードするサービスがつい最近発表されたのとダブりました。どちらもユーザーにとっては嬉しいサービスですよね。

さて、今日の話題のキッカケは我楽多屋に18枚撮りに変更するフィルム枚数規制盤!?がわりと最近出て、それをお買い上げくださったYさんが所有のミノルタオートコードRAに装着して早速に試写をされたフィルムをご持参くださったことでした。

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4×4で撮られているので、フィルムの両サイドにかなりマスクされた未露光部分が残っています。そして、コマ間に2つの小さい穴が写し出されていて、どうやらこれはフィルムを1コマずつカットする際にハサミを入れる目安にするんじゃないだろうか?という推測です。

 

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