剥がすべきか剥がさないべきか
プロカメラマンなどが、カメラに記されたブランドネームに黒いテープなどを貼って隠していることがあります。
この理由にはいくつかあって、ガラスなどに文字が映り込むのを防ぐためだったり、スポンサーの都合上の配慮だったり、その他もろもろの理由で目立たなくするためだったりします。
数日前にやって来たオリンパスOM-1は、ペンタ部の「OLYMPUS」のブランド名と、その脇の上面の「OM-1」の機種名が黒いパーマセルテープで隠されていました。
その貼り方が多少雑なあたりから、アマチュアがこだわりで貼ったものではなくて、プロが使っていたものだろう?との推測が出来ました。
さて、これを我楽多屋に並べて売るにあたって剥がすかどうか迷いました。以前なら躊躇せずに剥がしたのですが、少し前にこんなことがあったからです。
カメラボディにベタベタといろいろな操作指示や覚えなどのメモ書きが貼られたカメラがあって、これを剥がすのが大変だった~という話題をブログネタにしたら、数名から「剥がさないで欲しかった」というコメントが寄せられたからです。少数意見ではありますが、これも非常に貴重な意見であります。
ただ、あの時は剥がれかけた部分がベトベトしていたりボロボロ落ちて来るので、「剥がした」という店としての正当な?判断がありました。
今回のOM-1については、ベトベトやボロボロの懸念はありませんでしたが、「機種が何か分からない」という意見が多数派であろうという判断で「剥がしました」。