我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2017年8月

2017年8月 4日 (金)

MADE IN OCCUPIED JAPAN

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第二次世界大戦の敗戦後、日本がアメリカの占領下におかれていた時代に輸出するカメラに表記を求めらていたのが、「MADE IN OCCUPIED JAPAN」。「占領下の日本製」という意味です。

歴史上、サンフランシスコ講和条約が発効された1952年4月28日までは占領下ということになります
が、厳密にいつ頃に製造されたものに表示するよう求められていたのか詳細は不明です。

ボディに刻印されている機種があれば、貼り革に型押しされただけのものや、簡単に交換可能な一部品に記されているだけのものなどもあります。

今回の2台は同じ人からの買取り依頼品なのですが、2台ともに「MADE IN OCCUPIED JAPAN」の表示がありました。

コニカⅠ型は1948年発売、マミヤスーパー16は1951年の発売です。

とはいえ、もともと目を引いたのはボディに刻印された「konica」と「mamiya」のロゴの美しさの方だったんですけどねぇ。

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こんなブログ記事もあります→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/07/occupied.html

 

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2017年8月 3日 (木)

Σ SIGMA

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常連Yさんが不思議なモノを見せてくださいました。一眼レフボディの格好をした緑の透明色のプラスティック製で、古い「SIGMA」のロゴが入っています。

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レンズマウントはM42マウントになっていて、実際にレンズが装着可能ですが、写真を撮るための機能は一切ありません。

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ただ、背面の真ん中に擦りガラス状のものが貼られていて、そこはほぼフィルム面と同じ位置なのでレンズを通って来た光が像を結んでいますが、なにぶん本体が透明のプラスティック製ですから、周りからの光も入り放題で映し出された像はイマイチ見難いのです。

この不思議なモノの実態は不明ですが、メーカーが何らかの理由で販売店用に配布したものなのかぁ~?という推測。

ここは私の勝手な推理ですが、背面の擦りガラスは後から加工されたもののような気がします。本来はレンズを付けるだけの目的かと。レンズメーカーのシグマがレンズを展示販売するにあたって、これにレンズを装着してディスプレイしたのではないでしょうか???

念のため補足しておきますと、シグマは地味にカメラボディも販売しています。それこそ、この古いロゴマークや書体を使用している時代に、M42マウントボディのMark-Ⅰというカメラがありましたが、それとの因果関係も不明です。

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で、実際のMark-Ⅰと並べてみると、同じ形をしていないばかりか...この緑透明の方はオリンパスOMに似た意匠であるのも不思議な点です。

 

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2017年8月 2日 (水)

ブラパチ猫クラブ

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、ブラパチ猫です。いや、厳密にはブラパチ猫する人をブラパチです。

田中長徳先生がFacebook上で立ち上げた公開グループの中のひとつに「ブラパチ猫クラブ」があります。私もメンバーに入れてもらっていますが、そのブラパチ猫クラブの説明が『猫写真のセセッション運動。猫がかわいいのはもうわかった。ブラパチ猫クラブスタート!猫写真分離派は路上の猫哲学に迫ります。』です。

先週水曜日は新宿御苑へ写真展を見に行って、そこから四谷まで歩く途中でこの光景に出くわしました。前方から歩いて来た男性がお寺の敷地に居る猫に気付いて、おもむろに屈んで写真を撮るさまを、ブラパチしたのでした。猫は3匹写っています。

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2017年8月 1日 (火)

口紅ですか?

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昔からあるカメラ・レンズケア用品の一つに、「レンズブラシ」があります。

主にレンズ表面についたホコリやゴミなどを毛で払って落とすのが目的ですが、ボディのシャッターダイアルと巻上げレバーの隙間に隠れたホコリを払うのにも使えたりします。

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未使用時には余計なゴミや汚れが付かないよう、毛の部分を収納出来るようになっているものも多く、その仕組みや形状が口紅に似ていたりするのですが、今回発掘されたレンズブラシは、色やデザインといい、まるで口紅なんですよね。

一般的にはもっと素っ気ないものが多く、シャチハタと見間違えるくらいなんですけどね。下の画像、黒いのは正にハンコのシャチハタです...。

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