我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2017年6月 6日 (火)

同時発売のKシリーズ3機種

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ペンタックスの一眼レフというと、「SP」(1964年)が有名ですが、その次の世代の一眼レフがこれらの「K2」,「KX」,「KM」で、1975年に3機種一斉に発売されました。

スクリュー式だったレンズマウントが、この世代からバヨネット式に変更されるのですが、そのほか3機種の違いを大雑把に説明しておくと、

「K2」は最上位機種で電子シャッター式の絞り優先AE機能も搭載。測光方法は中央重点全面測光。「KX」は機械式シャッターを搭載するも、測光方法はK2と同じ方式。「KM」は前世代と同じ平均測光なうえに機械式シャッター採用で、ファインダー内表示も含めて、SPFのバヨネットマウント版とも呼ばれるくらい。

さて、この3機種、同時期に発売されているわけですから、前述のようにそれぞれに違いがあって当然のことなのですが、ひとつ面白いのはフィルム感度の設定をする場所が、3機で全部違う場所にあるのです。

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K2はレンズマウント部に、KXは巻き戻しクランクの円周部に、KMは以前のSPなんかと同じようにシャッターダイアル部にと。

 

そして今回、前から気になっていたK2のフィルム感度設定の方法が判明しました。いつもああでもないこうでもないやってみたり、その結果リングが固着して動かなくなていたり、なんてこともあっていつも御座なりになっていました。実際、この部分が固着している個体の比率もかなり高いようです。

その感度設定方法。まず、黒のリング部分を回して、露出補正部を「1×」のところに合わせます。次に、黒の小さなノブを押しながら、銀色のリング部を回して感度を設定するのです。よく勘違いするのは、黒いノブを押して黒のリング部を回そうとしてしまうこと。これは間違えなのです。

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