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2017年4月24日 (月)

頭交換式

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頭が交換できるカメラに、高級機とかプロ機ってイメージを持っている時点で、フィルムカメラ世代であることが完全にバレてしまいます...。だって、近年そういうカメラって無いですもんね。

ニコンの場合、Fから始まったF1桁シリーズと呼ばれているフラッグシップ機の系譜のなかで現行のF6以外は全部、頭(ファインダー部)の交換が可能です。ウエストレベルファインダーやアイレベルファインダー、高倍率ファインーとかアクションファインダーとか、どの世代でも4種以上の交換ファインダーが用意されていました。

画像はそのF1桁シリーズの初号機「F」。1959年6月に発売され、その信頼性・堅牢性などの高さが評価されて、15年にも渡ってプロ機と認められたカメラです。

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キヤノンの場合は、AFのEOSになって交換できる機種は無くなりますが、MF時代のフラッグシップ機F-1、NewF-1以外にもありました。ニコンFに先駆けること1ヶ月、1959年5月に発売されたCanonflexもファインダーは交換式でした。

が、こちらは信頼性の低さなどが露呈してしまい、発売3ヶ月で製造は中止されてしまったといいます。翌年に最高速をバージョンアップしたR2000が登場しますが、F-1の登場までは苦渋を味わう羽目になりました。

Canonflexにもこのアイレベルファインダーのほかに、ウエストレベルと高倍率の交換ファインダーがあったそうですが、見た記憶がありません...。

 

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