赤王
先週から我楽多屋のウインドウに並べている「Exa」です。数日前に少し話題にしました。その標準レンズについてです。
お客さんのご指摘があって知ったのですが、このテッサーには赤文字の「T」じゃなくて、赤文字の「王」みたいなマークが付いています。
赤文字の「T」は、カールツァイス独自の透過率を上げるためのTコーティングされたレンズであることを示すもの。見掛けることも多いですし、ご存知の方も多いでしょう(下の画像で後方に写っているの)。
じゃあ、赤文字の「王」は何なのか?
非常に資料が少ないのですが、アポクロマート加工されたレンズであることを表すマークだというのです。アポクロマートとは、赤・青・黄の色彩三原色の3色について厳密に色収差補正を施したレンズのことらしいです。
「王」みたいなマークの1本の縦線はレンズをイメージし、そこを三原色をイメージした横3本線が通過しているのだとか...。
この赤「王」印のレンズは希少だそうで、お恥ずかしい話、これは全くの初耳でした。
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