PETRI HALF 7
ペトリハーフ7は、レンズ周りの渦巻き状にデザインされた露出計の受光部が特徴的な、35ミリ判ハーフサイズのカメラです。
同じペトリのハーフサイズカメラなのにデザインが全く違うペトリハーフは、露出計が無くて露出が完全にマニュアル機であるのに対して、ハーフ7はプログラムAE専用機でマニュアル操作が出来ないゆえに、そこが壊れてしまって使用不可になっている個体も多く、今では殆んど見かけません。
そのペトリハーフ7のフィルム巻上げは底面にあるのですが、時期によって、その巻き上げレバー(ノブ)の形状が違うのです。
上の画像で上にある初期モデル(多分)は、指を掛ける部分が無いノブ形状。ノブの背面側にあるギザギザを左手の親指の腹で送るようにして回します。
それに対して、下にある後期モデル(多分)は、レバー形状なので左手の親指をそこに掛けて回します。
こんなの、ペトリ好きしか気付いていなさそうなことですが、底面だから見えないことをいいことに、同じモデルの中でずいぶんと大きな仕様変更したなぁ~って思うんですよね。
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