マクロな110カメラ
このカメラ、市場性は別として~珍品度は博物館クラス。
フィルムが無くなり、一度は絶命したと言っても過言ではなかった110カメラ。辛うじてフィルムが復活したものの、もともとそんなに本格派の機種がなかったためか。。。ディープなマニアさんで、再び110カメラを使っている~という人は、そんなにいらっしゃらないように思います。
さて、このナショナル「MACRO CAMERA Auto Winder C-M30」という110カメラはどんなかというと、、、本格派というか、行き過ぎちゃった感じなんです。
ボディには2種のレンズが装備されています。「顕微鏡⇔標準」の切り替えレバーが有って、顕微鏡側にするとマクロレンズ側で撮影するようになります。レンズの位置が動くわけではないので、レバーを切り替えることによって内部的にはミラーか何かが出て来て、それを介してフィルム面に写しこむものと思います。
取扱説明書がないので推測ですが、専用のアタッチメントを装着して、下の画像のような感じで撮影するものと思われます。
上の画像で専用アタッチメントの下に見えている我楽多屋のショップカード。ファインダーを覗くと、そのショップカードの「我」の文字がこんな風に拡大されて見えます。見えているフレーム内の像がフィルムに撮影出来るのでしょう。
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