ZENIT 11
「ZENIT 11」というロシアカメラです。レンズマウントはM42なので、使用できるレンズも豊富。
このカメラ、撮影後にフィルムを巻き戻す際、巻上げ軸をフリーにする方法が非常に分かりずらいのです。
ほとんどのカメラの場合、ボディ底面にあるボタンを押すことで巻上げ軸がフリーになって巻き戻しが出来るようになります。これをしないで無理に巻き戻すと、フィルムを切ってしまう原因になりますよね。
さて、ボディ底面に押せるようなボタンなど何にもないので、ボディ上面のシャッターボタン付近を疑うのですが...。シャッターボタンの縁に「←T・V→」みたいな表示があるので、シャッターボタン自体を回して何かするのか?と推測しました。
でも、どちらに回して固定しても巻上げ軸はフリーにならないのです。
それに「T」と「V」の意味も分からない。「V」はセルフタイマー?と思ったのですが、ボディ前面のレバーとボタンでセルフタイマーは作動します。「T」はフィルムがいくらでも巻上げが出来るようになります。多重露光とは逆。
今までに何回か「教えてもらわないと分からない~」シリーズがありましたが、今回こうやってしばらくいろいろ考えてみましたが、結果、分からなくて調べてしまいました。
で、巻上げ軸をフリーにする方法は!シャッターボタンの中央後方のこの部分(下の画像で赤い矢印の先)を下に押し下げる~。という隠しボタンみたいな仕掛けでした!分かんねぇ~よ!!
ちなみに、「V」はやはり、セルフタイマーの時に使う~と書いてあったので、さらに考えたら分かりました。このカメラ、シャッターボタンを半押しすると絞り込まれて、さらに押すとシャッターが切れるのですが、ボディ前面のセルフタイマー用のボタンだけでは絞り込まないので、「V」にして絞り込ませておいてから、セルフタイマーをセットして切る~のでした。
「T」はどう使うのかまだ不明です。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。