カッコいいケース
最近のカメラには少ないですが、昔々カメラが高級品だった時代には立派な革ケースにカメラを入れておく~というのが定番でした。
現代人の感覚では「革ケースなんて、さらに高級な!」となってしまいますが、昔は今ほど革製品が高くなかった~という背景もあるかもしれません。
ライカやローライなどの革ケースには、カメラを包むという意味でその格好に惚れ惚れするようなものがありますが、今日のコリブリのケースは「包む」というよりは「使う」という意味でカッコいいデザインになっています。
折りたたみファインダーを起こしたときの為の切り込みや、切り込みが大きい分カメラをキッチリ押さえるための帯状の留め部分などが、デザイン的にもカッコいいですよね。
もう一つの細い切り込みは、縦位置でカメラを立てるときの脚の為なのですが、その脚自体はこの個体と同じように欠品しているものが多いんですよね...残念。
最後にケースを脱いだ時のコリブリはこんな感じです。1930年代前半に作られていたツァイスイコン製のこのカメラ、裸のボディ自体もいいデザインしています。
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