我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2013年2月

2013年2月 3日 (日)

〇貫禄のニコンS

Z601
これはビックリ!!なニコンSです。

画像でどれ程に伝わっているのか気懸かりですが、シルバークロームボディの上にそのまま筆で黒く塗ってしまったような荒わざ。前面の「Nikon」の文字は白く書かれているものの、ぐにゃりの「N」でもなく、、、手書き感満点。

あるお客さんが「これ、ホンモノ?粘土細工とかじゃなくて・・・!?」と言われた程。

さて、これは何貫禄と名付ければ良いのでしょうか???

いつ頃に誰がこういう細工をされたのかまったく不明です。ただ、現状は触っただけでも、時々、塗装が剥げ落ちてくる状態。

Z602

Z603
レンズはツァイスのビオゴン35㎜F2.8が付いていて豪勢なんだけど、これが外れない・・・。もう専用ボディになっちゃってます。。。いや、専用レンズか。。。

でも、レンズはまずまずキレイで、シャッターもそれなりに動いているので、これの評価の仕方が微妙~。

ビオゴン代にニコンS代を普通にプラスするのは、この組み合わせを欲しい人には良いかもしれないけど。そういう人ばかりじゃないだろうから、、、。

  • ビオゴン代から外れない減点をしてから、貫禄ニコンS代をプラスするか、
  • ビオゴン代から、お邪魔なニコンS代を引くだけにするか、、、

迷うところです。

2013年2月 2日 (土)

フィルターマチック

Z578
ほとんどのレンズで、レンズフィルターはレンズの被写体側最前面に付けるものですが、中には、まったくその逆で、後ろ玉のボディ側に付けるようになってるミラーレンズや超広角レンズがあったり、鏡胴根元付近に専用フィルターを落とし込む(ドロップイン式)超望遠レンズなんかもあります。

このシグマは、フィルターを鏡胴内に内蔵しているタイプ。その名を「シグマフィルターマチック」。

レンズの中に4枚のフィルターが組み込まれていて、回転させることで任意のフィルターを選べるようになっています。

4種のフィルターの内訳は、モノクロ用イエロー(YT-48)と、同じくモノクロ用オレンジ(O-56)、色温度変換用ブルー(LB-180)、スカイライトのL-1A。

Z565
この4種の中からを必ずひとつ選ばないといけません。

フィルム全盛時代には、常用フィルターとしてそれこそスカイライトフィルター全盛の時代もあったんですけどね。最近のデジタルユーザーには、スカイライトフィルターを敬遠する人もいらっしゃいますが、それでも、選ばないといけないのです。

最後のひとつは、ガラス無しか、完全無色のプロテクターでも良かったんじゃないか~とも思うんですけど。

あと、この個体の場合、レンズ自体にはカビもクモリも出ていないのだけど、少しくもってるフィルターがあって、少々厄介なことになってます。

2013年2月 1日 (金)

同名カメラ

G044
カメラ名で「SP」というと、国産レンジファインダーの銘機「ニコンSP」か、国産一眼レフの大ヒット作「アサヒペンタックスSP」を思い浮かべる人が多いと思います。

実はここにあるトイ風カメラの名称も「ANNY SP」で、同じ「SP」を名乗っています。

このSPの面白いところは、一眼レフでもないのに軍艦部がペンタプリズム状のデザインがされていて、その部分がどうみても同じ名前のアサヒペンタックスSPにソックリなのです。

G043
さて、このANNY SP。使用フィルムは裏紙付きのボルタ判。1960年に豊栄産業というメーカーから出されたのですが、、、ちょっとビックリな事実。

1960年というと、アサヒペンタックスSP登場より4年も前。まさか、アサヒペンタックスが真似したの~?

推測ですが、アサヒペンタックスではSPとほぼ同型のカメラを1957年には出しているので、やはり~軍幹部のデザインはそれを模しているのは、間違いないと思うのです。ただ名称は、結果的にアサヒペンタックスが真似てしまったようになってるのでしょう。。。

この豊栄産業さん、現物はここにないのですがニコンSPを模した、同じくボルタ判カメラ「ANNY-10 Super」も作ってるんですよ。

 

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