シンクロナイザー
こんなアクセサリーが出て来ました。「Leica」のネームが入っているので、ライカ用アクセサリーであることに違いはありませんが、America製のサードパーティー製アクセサリーなのです。
このアクセサリーの存在を知らないのに、見ただけでパッと推測が出来た人は、キレる!人かもしれません。
バルナックライカの初期モデルにはシンクロ接点がないので、ストロボ撮影に不向きです。なのにこれは、その初期モデルのバルナックライカに後付けして、シンクロ撮影を可能にするアクセサリーです。
GEISS社のコンタクト・シンクロナイザーというモノ。
シャッタースピードダイアルに丸い方の部品を装着して、四角い方の部品はアクセサリーシューに載せます。シャッターを切ると、シャッターダイアルが回転するので、丸い部品の突起が四角い部品の突起を押します。すると、四角い部品の横にあるシンクロ接点が反応するため、そこにシンクロコードを繋ぐことでストロボを同調させることが可能になるのです。
ある意味とても単純な仕組みですが、それぞれが良く出来た部品からなるアクセサリーです。
ライカ純正品でも「vacu」という同じようなアクセサリーはあるのですが、こちらはボディのシャッターダイアル自体の交換が必要になってしまいます。
しかし~、必要性があれば実に実用的なアクセサリーですが、実際にその必要性がどれほどあるのか…?でも、この良く出来たアクセサリー、持っているだけでも満足出来るレベルの逸品のような気がします。