コニカFP ブラック!
コニカ一眼レフの初期モデル「FP」のブラックです。
今ではFP自体を見掛けることがそう多くありませんが、ブラックはかなりレアものかと思います。フードやフィルターまで純正が付いてます。
そう、この時代のコニカはフードには「KONIHOOD」、フィルターには「KONIFILTER」とネームを付けていて、それぞれ本体にシッカリと刻印されています。また、ボディのペンタ部やレンズキャップに飾られた「KONICA」の旧タイプのロゴは、微妙に柔らかな書体がマニアの心をくすぐりそう。
画像で伝わっているかどうか心配なのだけど、このFPのブラックはその塗装がなんとも重厚な感じで良いんですよ。とあるサイトでは「ピアノのような感じの分厚い塗装感~」などと表現されていました。
そして、もうひとつのポイントはフィルム室を開けると目に入ってくる「COPAL SQUARE」の黄色い文字。大胆にも縦走り式の金属シャッターに書かれています。コパルスクエアシャッターはOEM用のフォーカルプレーンシャッターとして、ニコン、マミヤ、コニカ、キヤノン、オリンパスなどいろいろなカメラに搭載されていますが、この体裁のものは一部に限られています。
コニカFP/コニカ最初の一眼レフ「F」は国内発売されなかったため、国内最初は「FS」(1960年)という型。そのFSを向上させた型が「FP」で1962年9月に発売。