フィルムカメラは長寿命
今さら言うことでもないかもしれませんが、フィルムカメラ、特に金属製機械式のフィルムカメラは長寿命。うちの買取名人と同じ歳くらいのバルナックライカが、まだまだ現役で活躍していたりします。
そして、今回のテーマのきっかけになったのは、ニコンのフラッグシップ機。ニコンFは1959年に登場し、F2が発売(1971年)されてからもしばらく併売され、約15年ほど、カタログに載り続けました。
F2は9年間、F3は20年間(F4登場後もMF機フラッグシップとしての併売期間も含め)、F4は8年間、F5は10年間、ニコンのフラッグシップ機として君臨しました。ちなみに、現行機のF6は現在で6年目。
ところが、デジタル一眼のフラッグシップ機になると話が変わってきます。D1が登場したのは、今から11年前の1999年のこと。その後の11年間に、D1→D2→D3と大まかに分けて3モデル、それぞれ詳細なバージョンを含めると、D3Sまでに10モデルが登場しているのです。全部足しても、Fがフラッグシップ機として君臨した12年に足りません。
そういうポイントでフィルムカメラとデジタルカメラを比較すること自体が、ナンセンスなのかもしれませんが、そのあまりの大きな差に、やはりビックリですよね!?
また、長寿命は販売期間だけのことでなくて、実労可能な高耐久性も、フィルムカメラの方が勝っているでしょうね。ニコンFは登場後50年近くたっていますが、現役で活躍している機種が多々あります。でも、今から50年後の2060年頃に、D3などが現役で活躍しているとは想像しにくい。。。