我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2010年5月22日 (土)

Pioneer

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「Pioneer」(パイオニア)といえば、音響機器のメーカーとして有名ですが、なんと!カメラも造っていたのです!!というのは、間違いで、昭和30年頃に、パイオニアカメラ株式会社というのが東京池袋にあって、その会社が造ったカメラがこれなのです。

ただ、実際の製造はセミライラを造っていた勝間光学とのこと。詳細は不明ですが当時の資料を見ると、パイオニアカメラ株式会社も勝間光学工業株式会社も、住所が同じでした。。。

ちなみに、音響機器のパイオニアは昭和36年に社名をパイオニアに変更しますが、それまでは、自社製のスピーカーの商標名がパイオニアであり、社名は福音商会電機製作所と名乗っていたようです。

このカメラ、645判のカメラです。他のスプリング式645判のカメラより、気持ち小振りなボディであること以外に大きな特徴はないのですが、1点だけ誇れる装備があります。

それについては、当時の広告にも書かれていたようで、「我が国最初のレバー式フィルム巻上スプリングカメラ」と。画像内、親指を引っ掛けているのが巻上げレバーです。

確かに、スプリングカメラの多くは、ノブをクルクル回してフィルムを巻上げるものがほとんどですよね。ただ、レバー式巻上げといってもオートマットではないので、裏ぶたの赤窓でフィルム裏紙のカウンターを見ながらの巻上げになります。

ちなみに、当時の価格は4,800円。レンズの名称は「GOLDER」(ゴルダー)、なんか凄そうです。