我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年10月 7日 (水)

Nikomat

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若い世代には「Nikomat」がどういうカメラか知らない人も多いようです。それが「ニコン」製のカメラであることさえも。

1960~1970年代、ニコンはプロやハイアマチュア向けのFシリーズを製造していました。その廉価版として存在したのが「Nikomat」シリーズなのです。読みは「ニコマート」。ランク的に差別化されていても、レンズマウントは同じFマウントですから、プロ向けの「F」とレンズは共用出来るわけです。

また、おふざけで、「ニコマート」だからといって、コンビニエンスストアの「ニコマート」じゃないよ!と言っても、そのコンビニの「ニコマート」自体が1999年に倒産したそうなので、それこそ若い世代には通じないみたいで、、、自分の歳を感じました(涙)。

廉価版といっても、実にシッカリ造られていて、特に機械式シャッター内蔵のニコマートFT系はまだまだ現役の個体が多数存在します。というか、壊れているものがほとんど無いくらい。ちなみに、電子シャッターを内蔵しているのはニコマートEL系。

実はつい先日も、デジカメやトイカメラ中心で写真を撮ってきたという若い女性が「金属カメラを初めてみたい!」というので、ニコマートFTNを勧めたばかりです。

さて、上の画像、左側のシルバーボディーには「Nikomat」の刻印がされていますが、右側のブラックボディーには「Nikkormat」と刻印されています。これは輸出向けに付けられた名称で、ニコン製レンズの名称「ニッコール」から取ったものだと思います。