トリガーレバー
我楽多屋、店内奥のショーウインドウにズラリと並んでいたリコーのレンジファインダーカメラに気付いて、ショーウインドウのガラス棚を下から、しゃがんで覗き込んでいるお客さんがいらっしゃいました。
「お~、トリガー巻上げのリコーが並んでいるね!」と。
そう、昭和30年前後のリコーのレンジファインダーカメラにはトリガーレバー巻上げ式が多いのです。
トリガーレバー巻上げとは・・・、一般的に多くのカメラは、フィルムを巻き上げるレバーがカメラ上面についていますが、底面についたレバーでフィルム巻上げを行なう方法をトリガーレバー巻上げといいます。普通、速写性を高められることがトリガーレバーの利点とされています。また、リコーでは「ピストル式速写レバー」と読んでいたらしい。
→参考http://www.ricoh.co.jp/camera_lib/library/1960-1.html
ま、今回はトリガーレバーうんぬんより、しゃがんで下から覗き込んだお客さんの行動が印象的で話題にしてみたのですが、念のため、その中の一台の全体像も載せておきます。
リコー35 デラックス(昭和31年発売)、このモデルは上面のノブでも巻上げが可能です。