我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« 我楽多屋で買ったモノ・マガジン更新 | メイン | レンズ遊び »

2009年5月 8日 (金)

データ加工出来ないデジカメ

200958_2

もしかすると、、、ショッキングなニュースが報じられました。

昨日、常連さんにメールで教えていただき、早速確認してみました。5月6日付の朝日新聞です。

簡単にまとめると、警察庁が事件捜査の証拠用写真に使うカメラをフィルムカメラからデジタルカメラに今年度中に切り替えるという。それは、データの改ざんが出来ない新型の記録媒体とデジタルカメラが開発されたためで、検察庁と協議の結果、その新型デジタルカメラなら証拠能力が公判でも維持できると判断されたからだという。

世の中の流れからすれば、デジタル化されて当然という認識もありますが、「写真」という字の如く「真実を写すもの」として、証拠写真を撮る鑑識の現場では、基本的にフィルムカメラだけが使われてきました。

また、数ヶ月前にある関係筋から「全国の警察関係で年間数百万本のフィルムが使われている」と聞き、これだけの大量消費は、我々のフィルム環境にも恩恵を与えてくれている~と安心したりしていました。

それなのに、今回のニュースです。。。。。。。。

ニュースを知らせていただいた常連さんもメールの中で、フィルムやフィルムカメラの今後を憂えていましたが、落ち込んでいたって仕方ありません。我々、フィルムの良さを知っている人間がフィルムを地道に使うしかないんですよ。

例えば、全国の警察で年間300万本のフィルムが使われていたとします。それなら、我々、銀塩同志が10万人いるとすれば、一人が年間30本フィルムを使えばいいだけのことなんです!!!!