我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年2月18日 (水)

月9

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月9(げつく)といえば、フジテレビ系月曜よる9時から放送されているドラマのこと。人気の若手俳優が歴代主役をつとめるなど、話題になることが多い連続ドラマを指します。

今、やっているのは「ヴォイス~命なき者の声~」という、医大で法医学を学んでいる若者たちの話。

2月9日放送分は、亡くなったカメラマンと離れて暮らす小学生の子供の話でした。父親に憧れてカメラマンを目指す!という息子は、父親が亡くなる前、周りには内緒で父親と「写真しりとり」のメールをやり取りしていました。例えば、父親から「空(そら)」の画像を受け取ったら、息子は「ラッパ」の画像を送り返す、次は父親が「パンダ」のぬいぐるみの画像・・・みたいに。

ドラマのラストシーンでは、父親が撮った作品を飾って子供に見せるシーンがあり、主役の医大生たちが以下のようなセリフを交わしていました。

「お父さんはフィルムの写真にこだわっていたんだって」

「スピードと手間ひま考えたら、デジカメの方が簡単だし安上がりでいいんだけどね」

「フィルムで撮った写真って、やっぱいいな!」

「その人の個性がちゃんと色になって写真ににじみ込んでいる気がする」

「お父さん心を込めて一枚一枚撮ったんだね。〇〇君は携帯の小さい画面でしか見られなかったけど」

カメラマンとその子供の絆を、フィルムカメラや銀塩写真の奥深さに例えたような話の流れがとても印象的でした。

その父親が使っていたカメラはライカMPのアンスラサイト仕上げ(上記画像)。小道具にまでこだわっているあたりや、ライカで撮った写真をスキャナーで読み込んでメールで送るシーンなども盛り込まれていて、とてもいい感じでしたよ!

ライカMP アンスラサイト:日本市場向けに限定生産されたモデルで、摩擦に非常に強いその塗装は、すべて手作業で行なわれているそうです。同じくアンスラサイト仕上げのライカビットとセットでその数は限定600台。