キエフ3型
田中長徳先生のブログ(10月31日分)で、うちの店でお買い上げいただいたキエフが紹介されています。
3,800円ポッキリな理由はそれなりにありまして・・・、長徳先生に買われて行かれるまでの1週間ほどは我楽多屋の店頭に並んでいました。上の画像がその証拠画像、この原画を10月24日付けのブログにアップしてます。その間、以下のようなやりとりをお客さんとしてたのです。
「ジャンク品でしょ!」と決め込んで見ている人には・・・、「今はほぼ問題なく動いていますよ。時々、シャッター幕が斜めになるような感じはありますけど。」
「これ安いね!当然使えるんでしょ?」とカメラ屋で売ってるカメラは動くものと決め込んでいる人には・・・、「この値段ですからね、、、時々シャッター幕が気になるし、ロシアものですから撮影メインで考えているなら。。。」
と、どっちつかずな応対をしていました。なぜなら、この手の品物は分かる人に、値段で割り切って買って行っていただかないと、いろいろと面倒をかけてしまうからです。まぁ、それを言い出したら、我楽多屋にはその手の品物が他にも数多くありますが・・・。
その点、長徳先生はスペシャリストです。シャッターに関しては「縦走りシャッターが故障というわけでもない」というコメント。かろうじて動いている露出計に関しては「そのメーターの精度を言うのではない。針が光に反応するだけで奇跡なのだ」と。
このくらい大きな気持ちでいないと、古いカメラや、クセのあるカメラ、ジャンクカメラとはお付き合いできません(笑)。
そうそう、うちのお客さんの中にも、「キリル文字で刻印された「キエフ」の名板だけも、3,800円の価値があるね!」と笑いながら言われていた方がいらっしゃいましたよ。