我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« 里帰りコニカオートS2 | メイン | 銀座・中古カメラ市 »

2008年7月17日 (木)

自作レンズ

2008717

カメラ・レンズいじりにもいろいろなやり方や方向性があり、お客さんの話を聞いていると、ビックリ!!すること、呆れて!?しまうこと・・・たくさんです。

上の画像のちょっと変わったレンズは常連さんの作品。「KOMURA TELEMORE-ZOOM」と刻印されています。テレモアと言えばテレコンと同義語、本来はボディーとレンズの間に挟んで、焦点距離を変えるもの。2倍のテレモアを、ボディーと焦点距離50ミリのレンズの間に挟めば、焦点距離が100ミリになるわけです。本来なら、この前にレンズを装着して使うのが常識。

しかし、画像の品物はそのまま撮影できるように改造されています。テレモアの鏡胴とヘリコイドだけ利用して、中のレンズは別のモノに入れ替えられています。その入れ替えられたレンズがミソ!なんと、とあるズームレンズの中の一部分だけを抜き出して、組み込んでしまったらしいです。なんでも、分解した残骸の中に落ちていたズームレンズ(何のレンズだったか、忘れてしまったそうです・・・)の一部分をデジカメにあてがってみたら、面白そうな描写をしたので作ってしまったらしいです。中心部はちゃんと写っても、周辺に行くほどボケる。そのボケ方も流れるような面白い描写なんだそうです。

今日、このレンズで撮影したプリントを見せてもらったのだけど、確かに不思議な写りをしていました。そのプリントをブログ用に撮らせてもらうの忘れてしまいました。下の画像は、この改造レンズを装着したカメラのファインダーを無理矢理に写したものです。

2008717a