我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« びっくりポン | メイン | 手強し、コンツールファインダー »

2016年7月18日 (月)

プラクチナ

Dscf1349_960x1280

この鈍器のような物体が何かお分かりになる方は、かなりな少数派だと思います。

間もなく完成予定の「我楽多屋で買ったモノMagazine-長期連載17年間の200話を一気掲載-」の、かなり初期の頃のコラムで長徳先生も話題にされていますが、これは東ドイツ製一眼レフ「プラクチナ」用のモータードライブです。

長徳先生が10数年前のコラムで、「プラクチナ」の話題は20年ほどしていない…と言われるほど、マニアックな部類。

Dscf1347_1280x960

1959年、ニコンFのモータードライブが出た時はサービスセンターに持ち込んで、個々に調整してもらって装着が可能になったモータードライブ。プラクチナの場合はその7年も前に登場していて、調整無しでボディへの装着が可能だったという点が凄い。

画像のスプリングモーター式のほかに、電気式のものもあったようです。また、ご覧のようにシステム一眼レフとして周辺機器も充実していたのも凄いです。

Dscf1369_1280x960

このモータードライブのポイントは、ミラーがまだクイックリターン式でなかったプラクチナの弱点を補えたこと。シャッター切った直後に自動で巻上げをするので、合せてミラーも下りてくれるのです。

約8年の間に、オリジナルモデル~FX~ⅡAと3機種が登場したプラクチナ。今回のボディはⅡAでした。

Dscf1348_1280x960

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。