我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年4月 8日 (日)

異色ニコンF80

N299
もう1週間くらい前のこと、、、何度か話題にしたことのある、中古市場において現在非常に厳しい立ち位置にあるフィルムAF一眼レフが、まとまって入って来て整理していた時のこと。

「あれっ!?」と思う1台がありました。ニコンF80のシルバーボディです。

私自身、一瞬「?」と思ってしまいましたが、気を取り直して、これは海外向けに造られたカラーで日本国内では正規販売されていないカラーです。

国内で正規に流通したのは「ブラック」のみでした。かつて、自分で買って使っていたことがある機種なので、実はよく覚えています。

名人はすぐに「?」と来なかったようですが、、、ここらの世代のカメラになると、さすがに私の方が「ピンッ!」と来るようでして、これは程度の低い自慢みたいなもの(笑)。。。まぁ、ジェネレーションギャップというやつですけど。

「シルバー」というよりは「シャンパンゴールド」っぽいけど、ニコンは国内販売したこれと同色系の「u2」や「F60」なんかを「シルバー」と呼んでます。

さて、このF80もフィルムAF一眼機によく見られるグリップ部のラバーがベトベトして来やすい機種の一つです。程度にもよりますが、アルコール系のウェットティッシュで拭くと、案外いい具合にベタつきが取れるらしいですよ。

2012年4月 7日 (土)

ボ撮ルンです。

N318
ヨドバシカメラさんのオリジナル商品「ボ撮ルンです」。

そのパッケージには「こんなのなかった 世界初」と謳っています。たしかに、よく考えたなぁ~!って感心しました。

三脚ネジの付いたこの「ボ撮ルンです」をペットボトルの頭の部分に被せて、卓上三脚代わりにしてしまおう~というカメラアクセサリーなのです。ペットボトルの普及率がグンと上がった現代に、この発想はまさに名案でしょう!

この「ボ撮ルンです」が製品化されて、すでに何年か経っていますが、今回初めてパッケージ裏にある注意書きを読んでみました。

「ボトルの内容量によっては、安定度が変化します。内容量の少ない時は、水や砂、小石などを入れて安定をはかってください」と…。

とすると、、、飲みかけの場合は、水で割ったり、砂糖入れるかのように砂を入れたり、酎ハイに梅を入れるかのように小石を落としたりしないといけないんだぁ~。って、そしたら「もう飲めないじゃん!」。そういう突っ込みを入れたいが為のネタでございました。

あと、250グラム以下のカメラで使用して欲しいとのこと。暇なので、これもちょっと調べてみました。

リコーGR1→OK、ミノルタTC-1→OK、オリンパスXA→OK。コンタックスT VS→ダメ、キヤノンオートボーイ2→ダメ。フィルムカメラだと、こんな感じです。

下の画像、ミノックス35は重量的にはOKなんだけど、三脚ネジ穴がボディ底面中央にないと、安定悪いです。。。C.C.レモンを水で薄めないといけません(笑)。

N317

*注)最後にヨドバシドッコムのリンクを貼り付けて気付いたのですが、この「ボ撮ルンです」、すでに販売終了になっているようです。

2012年4月 6日 (金)

山梨の「ゆうらくちょう」

N298
この4月、小淵沢の駅前にカメラ・写真にまつわる新しいスポットがオープンしました。

その名を「遊楽眺」。

「ゆうらくちょう」と読みます。読んで字の如く「遊びを楽しく眺めていただきたい」という、オーナーさんの気持ちが表わされています。そのオーナーさんは、以前からうちの店をご利用いただいている方なのです。

2011年度フジフイルムフォトコンテストのフォトブック部門で入選された、オーナーさんの「石のつぶやき」というタイトルのフォトブックは、石仏の写真とその石仏がつぶやいているような川柳か狂歌がセット(34セット)にされたものでした。

「遊楽眺」では、それを掛け軸仕立てにしたり、短文も加えたりして、展示されているそうです。また、オーナー・コレクションのアンティークカメラも百数十台展示されているそうです。

さらに、オーナーの奥様が手掛けた和布細工も展示されているので、ご夫婦ご家族連れで足を運んでも楽しめそうです。

うちの名人と同じくらいの年齢のお話好きなオーナーさんを訪ねてみてはいかがでしょうか。

  • ギャラリー遊楽眺(ゆうらくちょう)
  • 山梨県北杜市小淵沢町1035 青木ビル1F(中央線小淵沢駅前)
  • 2012年4月1日正式オープン
  • 連絡先 090-6181-3151

*下の画像、写真と狂歌と短文の3点セットはポートフォリオを見せていただいた時のもの。

N315

2012年4月 5日 (木)

オートハーフ用フィルター

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リコーオートハーフ用のフィルターです。案外と珍しいかと思います。

確か、これより初期のものなのか、、、レンズ・露出計受光部・ファインダー窓全体を縦長で覆って、その全面にイエローとかの色が付いたフィルターも存在していたはずで、あれは金属枠だったような…。

しかし、覗いたファインダーまで色付いて見えてしまうんですよね、あれだと。

これはプラスティック製で、ファインダー窓の部分はくり抜かれているので視野が色付くことはなく、肝心のフィルター部分には丸くガラス製フィルターが入っています。

画像のものはスカイライトフィルターなので、中心だけ丸く薄いピンク色しているのが分かりますでしょうか?

これだけ見たら、不思議な形しているけどもチッポケなものにしか見えないでしょうけど。リコーオートハーフユーザーなら、ピピッと反応してしまうでしょうね。しかも、元箱付き!

オートハーフといえば、4年近く前に「ランボルギーニのオートハーフ」を話題にしていました。その時のオートハーフにも、これと同型のフィルターが装着されてました。

2012年4月 4日 (水)

Byu~N 16

N309

N310

このカメラ、レンズが16個も付いているオバケカメラです。

ちょっと勘のいい人なら、ゴルフスイングなんかのフォームチェック用に連写出来るカメラでしょ!と推測するでしょう。

その通りです。その名は「ビューン16」と言います。「ビューン」とゴルフクラブを振るからでしょうかね(笑)。

ボディ前面及び上面の液晶部に、ゴルフスイングしている人のイラストが入ってるくらいだし、シャッターボタンもゴルフボールみたいな凸凹状になってる徹底ぶりです。

私がこのカメラの機能で気が利いているな~と思ったのは、撮影モードが連写だけでないこと。1コマずつ撮ることや、15コマ連写した後に1コマだけ別に撮ることも可能なんです。

トイカメラでよく見かける4連写カメラや、同じフジから出ている8連写カメラは、連写のみですから。

じゃあ、どんな使い方が出来るのかと言えば、ひとりずつの顔を個別に撮って16人分の顔を並べることが出来たり、ひとりで16面相~なんてことも可能。

15連写+1コマでは、ゴルフでも野球でも…スイング連写の後に、そのプレーヤーの顔写真をおさえる!ってことが可能なんですね。

これは面白い!と思って、実はかつてこのカメラを所有していたことがあるのですが、それらの使い方を実行したことはありませんでした。やろうと思うと意外と面倒で。。。

ちなみに、35㎜フィルムの通常2カット分に16コマを写し込み、プリントは当時あった(今はどうなんだろう?)HVサイズ指定でした。なので、L判でプリントすると、上下に少し余白が出てしまうはずです。

2012年4月 3日 (火)

いい色、ありあり。

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ボチボチとサクラが咲き始めている東京都心です。

そこへ、「いい色、ありあり。」って、面白い表現のキャッチコピーが書かれた暗箱が出て来ました。また、サクラカラー自体が懐かしいブランド名ですよね。いや、もう知らない世代も多いでしょうか。

既にカメラ写真事業から撤退してしまったコニカミノルタ。合併前のコニカは、もともと小西六を名乗っていて、その頃のフィルムブランド名が「サクラカラー」だったのです。ここら辺の経緯は3年前の桜の時期に一度話題にしていたので、そちらを参照ください→http://arrow-camera.weblogs.jp/blog/2009/03/post-7983.html

さて、暗箱というもの自体がデジタル時代には無縁なもの。

シートフィルムのホルダーへの装填や、トラブルで撮影途中のフィルムをカメラから取り出す時や、フィルムタンクへのフィルムの装填など…フィルムを感光させないことがその目的ですから~。モノを箱の中に入れ、側面2面にある穴から手を入れて、箱の中の暗闇で作業するんです。

でも、これをお買上げいただいたのは、小学生時代から通ってくれていて、この春に高校へ進学するIくん。

面白いもので、この暗箱とは出所が別なんですが、同じ日にブローニーフィルムのスプールを3本見つけました。すべて、ちょっと昔の金属製スプール(今のはプラスティック製)。

N307
よく見たら、「SAKURA」、「KODAK」、「FUJI」の3種でした。前述のように「サクラ」は撤退済み、「コダック」も今年に入って大幅にラインナップを整理、頼みの綱はフジフィルムなんですが。。。いつも言うように我々が少しずつでもフィルムを消費することが大切なんですよね。

2012年4月 2日 (月)

逃げる針

N305
さて、この露出計。露出計で有名なセコニックの初級者でも安心して使えるシンプルな「AUTO-LUMI L-158」ってタイプです。

フィルム感度を合わせた後、被写体に受光部を向けて、赤い針の振れた位置に緑色の指標を合致させることで、半円部に記されたシャッタースピードと絞り値の組み合わせで露出を読みます。言葉で説明すると、ややこしいけど、実際に操作すれば至って簡単。

ところが、この個体でそれを試みたら、緑の指標を赤い針に合わそうとすると、針が逃げてしまって合わせることが出来ないのです。。。

何か磁気がイタズラしているようで、、、反発して合致してくれないのです。これじゃあ、計りようがありません。参りました…。

その様子を動画でどうぞ。

 
 

ところで、動画撮影後4時間くらいして再度挑戦したら、あんまり逃げなくなりました。下の画像のように、赤い針と緑の指標が合致しています。要リハビリ!?

N306

2012年4月 1日 (日)

KWANON(カンノン)

N300
キヤノン(当時は精機光学研究所)のカメラ第1号機に付けられた名称が「カンノン」だったことはご存知でしょうか?

昭和9年の話です。「カンノン」はアサヒカメラなどの雑誌に広告が掲載されて発売を目指していたのですが、諸事情あって発売されませんでした。なので、第1号機と言っても、それは試作機で終わってしまいました。

「カンノン」の名称は、「観音」から来ているそうで、1号機の生みの親である吉田氏が観音教の信者だったからだそうです。こちらも発売されていませんが、「カンノン」に付くはずだったレンズには、「仏陀」を意味する「カシャパ(KASYAPA)」という名称が与えられていました。

発売前に出された、その幻の広告のコピーには、「潜水艦ハ伊号 飛行機ハ九二式 カメラハKWANON 皆世界一」とあり、世界に誇れるカメラを造る強い意志があったことが解ります。

しかし、カンノンが製品化されなかった背景には、技術的な問題や財政的な問題、人的な問題など様々あったようです。

ちなみに、販売第1号機は「ハンザキヤノン」と呼ばれています。「ハンザ」は販売代理店近江屋写真用品のブランド名。「キヤノン」は「聖典」とか「標準」などという意味合いがあり、宗教色のある「カンノン」という名称を避けたのは、海外進出も視野に入れていたからでしょう。

さて、今日、こんなネタを持ち出したのは、「カンノン」カメラの軍幹部にも記されていたという千手観音のイラストと、燃えるような書体で書かれたブランドロゴを改めて見ていて単純に「凄いなぁ~」と思ったから。

ここからは完全に余談になります。千手観音が手に何か持っている場合、おおよそ何なのか宗教的に決まっているらしいのですが、カンノンカメラに描かれた千手観音のイラストの場合、向かって右側の一番下の手には「折り畳み式の携帯電話」、その上の手には「カメラのレンズ」を持っているように見えませんか???

2012年3月31日 (土)

ゼブラレンズ

N296
近年はアニマル柄ファッションのイメージが強いので、「ゼブラ」というと露骨に動物のシマウマ模様が頭に浮かんでしまう人も多いでしょうけど、広義では黒白縞々模様なら「ゼブラ」でいいみたいです。

カメラの世界で「ゼブラ」というと、レンズのフォーカスリングや絞りリングがシルバーとブラックの縞々模様になっているモノを差すことが定番。

で、この手のレンズは古いものに多いので、ゼブラであること自体がアンティークな雰囲気を醸し出します。

あえて、そういう見た目を重視してゼブラ柄のオールドレンズにマウントアダプタを介して最近のデジカメに装着する人も多かったりします。

で、こうやって改めて観察すると、先日の梅鉢ロッコールもそうであったように、ゼブラレンズには工芸品的な佇まいを感じてしまうのは大袈裟ではないと思うのですが、いかがでしょうか?

画像は、キヤノンのライカマウントレンズ50mmF2.8です。

N297

2012年3月30日 (金)

ローライの水準器

N291
貫禄抜群のローライフレックス・スタンダードのファインダーを覗いて「オッ」と思ってしまいました。

その理由はというと、スクリーン右下に付けられた水準器。「え~っ!こんな所に水準器付いてたか!?」と思ったら、後期型には間違いなくオリジナルで付いていたそうです。

撮影視野を確認する意味では、右下の隅に案外と大きな障害物があるわけで、嫌がる人も多いとか。。。上の画像をご覧いただければ、それも納得できるでしょう。かなりケラレます。

もちろん水平を保つことは大切なことなんだろうけど、個人的に気になったのは、構えた時に水平ばかりを気にしてシャッターチャンスを逃してしまったり、全体のバランスとかが二の次になってしまいそうな点。

ただでさえ、ウエストレベルファインダーの左右逆像に慣れていなくて、フレーミングするのにカメラを左右逆に振ってしまったりするのに~。そこへ水準器がチラチラ視野に入って来ては、もう視神経の処理能力が限界に達してしまいそうです(笑)。

N292