我楽多屋で買った    モノ・マガジン

Powered by Six Apart

« 逃げる針 | メイン | Byu~N 16 »

2012年4月 3日 (火)

いい色、ありあり。

N304
ボチボチとサクラが咲き始めている東京都心です。

そこへ、「いい色、ありあり。」って、面白い表現のキャッチコピーが書かれた暗箱が出て来ました。また、サクラカラー自体が懐かしいブランド名ですよね。いや、もう知らない世代も多いでしょうか。

既にカメラ写真事業から撤退してしまったコニカミノルタ。合併前のコニカは、もともと小西六を名乗っていて、その頃のフィルムブランド名が「サクラカラー」だったのです。ここら辺の経緯は3年前の桜の時期に一度話題にしていたので、そちらを参照ください→http://arrow-camera.weblogs.jp/blog/2009/03/post-7983.html

さて、暗箱というもの自体がデジタル時代には無縁なもの。

シートフィルムのホルダーへの装填や、トラブルで撮影途中のフィルムをカメラから取り出す時や、フィルムタンクへのフィルムの装填など…フィルムを感光させないことがその目的ですから~。モノを箱の中に入れ、側面2面にある穴から手を入れて、箱の中の暗闇で作業するんです。

でも、これをお買上げいただいたのは、小学生時代から通ってくれていて、この春に高校へ進学するIくん。

面白いもので、この暗箱とは出所が別なんですが、同じ日にブローニーフィルムのスプールを3本見つけました。すべて、ちょっと昔の金属製スプール(今のはプラスティック製)。

N307
よく見たら、「SAKURA」、「KODAK」、「FUJI」の3種でした。前述のように「サクラ」は撤退済み、「コダック」も今年に入って大幅にラインナップを整理、頼みの綱はフジフィルムなんですが。。。いつも言うように我々が少しずつでもフィルムを消費することが大切なんですよね。