我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2017年8月 6日 (日)

火にかけるかも…

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少し前に、映画撮影の小道具としてカメラ機材を提供してもらえないか?という相談を受けました。

おかげさまで時々こういう相談を受けることがあるのですが、当方(カメラ屋)としては、時代考証やどんなクラスの機種を必要とされているのかがとても気になります。

何故なら~自分自身で気付くこともありますが、お客さんから映画やテレビドラマなどのワンシーンに出てきたカメラの時代考証などがおかしい…って話を時々聞くからです。

今回受けた相談について、そこらへんのところの話を聞いていくと、カット的に大きく映り込むこともない点、火事になる現場で使う点などから、それほどディテールにこだわらなくても良い~という流れでした。

機材提供の見返りについても説明があって納得できるものだったので、協力させていただくことになりました。

ただ、その中で少し引っかかったのは「燃やされてしまう可能性があること」を分かっていながら、カメラを提供することについて、カメラ屋として微妙な感情を持ったのは事実です。

結果的には、相談に来られたスタッフさんの誠意で判断。そして受けた以上は良い作品になることを祈念して、そのカメラの運命を託すことにしました。

 

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2017年8月 5日 (土)

金属フィルムカメラvsプラデジタルカメラ

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我楽多屋に並べる品物の整理中、ふと気づくと、テーブルの上にあった2台。

どちらもキヤノン。偶然にもほぼ同じ時期の製品じゃないか?と思って調べてみたら、キヤノネットジュニアが1963年発売で、FTが1966年発売。残念、ちょっとズレてて3年差でした...。

世代によって捉え方に差はあるでしょうけども、ともに50余年も前のカメラなんですよね。

これらのカメラ、さすがに完璧な状態で現存していることは少ないですが、案外とそれなりに動いていて現状使えるものも多かったりします。50年前の機械が使えてるって、凄いですよね。

例えば、FTの方。露出計はダメだけど、シャッターはかなりな確率で動いています。ただ、ファインダー覗くと汚れてしまってるのも多いですけどね、写りには関係ないし。キヤノネットの方も露出計がダメになっちゃってるのが多い。ただ、こちらの場合は露出AUTOが利かないと使用上問題出ちゃいますね。

さて、現代のデジタルカメラ。その歴史は20年ほどですが、もうダメになっちゃってるものが多いですよね。私の手元にもダメになっちゃった個体が幾つかあります。

直近の例を挙げると、2012年発売のフジFinePix HS30。2年落ちで入手して、2年程で突如うんともすんとも言わなくなりました。もう一台は、2012年発売のフジFinePix Z1000。新品で入手して4年経ちますが、半年くらい前からズームレバーがグラつきだして、ズームアップは出来てもズームアウトがほぼ出来なくなりました。そんな時は電源を一度OFFにしてからやり直してます。

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2017年8月 4日 (金)

MADE IN OCCUPIED JAPAN

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第二次世界大戦の敗戦後、日本がアメリカの占領下におかれていた時代に輸出するカメラに表記を求めらていたのが、「MADE IN OCCUPIED JAPAN」。「占領下の日本製」という意味です。

歴史上、サンフランシスコ講和条約が発効された1952年4月28日までは占領下ということになります
が、厳密にいつ頃に製造されたものに表示するよう求められていたのか詳細は不明です。

ボディに刻印されている機種があれば、貼り革に型押しされただけのものや、簡単に交換可能な一部品に記されているだけのものなどもあります。

今回の2台は同じ人からの買取り依頼品なのですが、2台ともに「MADE IN OCCUPIED JAPAN」の表示がありました。

コニカⅠ型は1948年発売、マミヤスーパー16は1951年の発売です。

とはいえ、もともと目を引いたのはボディに刻印された「konica」と「mamiya」のロゴの美しさの方だったんですけどねぇ。

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こんなブログ記事もあります→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2012/07/occupied.html

 

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2017年8月 3日 (木)

Σ SIGMA

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常連Yさんが不思議なモノを見せてくださいました。一眼レフボディの格好をした緑の透明色のプラスティック製で、古い「SIGMA」のロゴが入っています。

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レンズマウントはM42マウントになっていて、実際にレンズが装着可能ですが、写真を撮るための機能は一切ありません。

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ただ、背面の真ん中に擦りガラス状のものが貼られていて、そこはほぼフィルム面と同じ位置なのでレンズを通って来た光が像を結んでいますが、なにぶん本体が透明のプラスティック製ですから、周りからの光も入り放題で映し出された像はイマイチ見難いのです。

この不思議なモノの実態は不明ですが、メーカーが何らかの理由で販売店用に配布したものなのかぁ~?という推測。

ここは私の勝手な推理ですが、背面の擦りガラスは後から加工されたもののような気がします。本来はレンズを付けるだけの目的かと。レンズメーカーのシグマがレンズを展示販売するにあたって、これにレンズを装着してディスプレイしたのではないでしょうか???

念のため補足しておきますと、シグマは地味にカメラボディも販売しています。それこそ、この古いロゴマークや書体を使用している時代に、M42マウントボディのMark-Ⅰというカメラがありましたが、それとの因果関係も不明です。

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で、実際のMark-Ⅰと並べてみると、同じ形をしていないばかりか...この緑透明の方はオリンパスOMに似た意匠であるのも不思議な点です。

 

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2017年8月 2日 (水)

ブラパチ猫クラブ

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋ともに定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、ブラパチ猫です。いや、厳密にはブラパチ猫する人をブラパチです。

田中長徳先生がFacebook上で立ち上げた公開グループの中のひとつに「ブラパチ猫クラブ」があります。私もメンバーに入れてもらっていますが、そのブラパチ猫クラブの説明が『猫写真のセセッション運動。猫がかわいいのはもうわかった。ブラパチ猫クラブスタート!猫写真分離派は路上の猫哲学に迫ります。』です。

先週水曜日は新宿御苑へ写真展を見に行って、そこから四谷まで歩く途中でこの光景に出くわしました。前方から歩いて来た男性がお寺の敷地に居る猫に気付いて、おもむろに屈んで写真を撮るさまを、ブラパチしたのでした。猫は3匹写っています。

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2017年8月 1日 (火)

口紅ですか?

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昔からあるカメラ・レンズケア用品の一つに、「レンズブラシ」があります。

主にレンズ表面についたホコリやゴミなどを毛で払って落とすのが目的ですが、ボディのシャッターダイアルと巻上げレバーの隙間に隠れたホコリを払うのにも使えたりします。

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未使用時には余計なゴミや汚れが付かないよう、毛の部分を収納出来るようになっているものも多く、その仕組みや形状が口紅に似ていたりするのですが、今回発掘されたレンズブラシは、色やデザインといい、まるで口紅なんですよね。

一般的にはもっと素っ気ないものが多く、シャチハタと見間違えるくらいなんですけどね。下の画像、黒いのは正にハンコのシャチハタです...。

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2017年7月31日 (月)

キャップフェチ!?への誘い

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長年カメラ趣味をされている方の中には、「もう買うモノが無い」とか言われる方がいらっしゃいますので、最近発見したこんなバリエーション違いのコレクションはいかがでしょう?って提案(笑)。

カメラのボディキャップや、レンズのリアキャップには、よく見ると製造国や型番、ロッド番号と思われる文字が記されていることが多々あります。

このロッド番号と思われるもの。今まで気にしたことが無かったわけではないんですが、今回たまたま目の前に複数あったキヤノンEOS用のボディキャップをよく見たら、かなり多種あったのです。

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「Ⅲ1」「Ⅲ2」「Ⅳ1」「Ⅳ2」「Ⅴ1」「Ⅴ2」「Ⅵ1」「Ⅵ2」「Ⅶ1」、ちなみにこれらは「MADE IN JAPAN」のキャップ。他にも「MADE IN TAIWAN」もので「2」「8」がありました。

どうです?揃えてみたくなりませんか?って、ならないですよね…笑。

 

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2017年7月30日 (日)

FILM CAMERA E-02

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これ系のカメラは時々見かけますね。以前にも話題にしたことあるような気もするのですが、過去ログが見つからないので。

一眼レフでもないのに、一眼レフみたいな大袈裟な格好したトイレベルのカメラです。その名を「FILM  CAMERA E-02」。

遠目に見ると、その機種名「E-02」がキヤノンの一眼レフシリーズ「EOS」に見えますよね。これは確信犯に違いない。

あと、もう一点、ツッコミ入れておきます。元箱もかなり大袈裟な大きさなんですが、そこに描かれたフィルムをイメージしたような絵柄。パーフォレーションも変ですが、ハーフ判のようなフォーマットで写し込まれているのもなんだかなぁ~です。このカメラは普通に35ミリフルサイズです。

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呆れてもうこれ以上は止めておきます。

 

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2017年7月29日 (土)

SEARSの大ケース

今まで何度か立派な革ケースに驚いたことがありました。

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例えば、ニコンのレンジファインダー機Sシリーズに50mm/F1.1の大口径レンズを付けて収納できる、これ。前カバーの大きさと本体部分の頑丈さが驚きのレベル。

 

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また、これはニコンF用にも同等のがあった、二コマート用のハードタイプ革ケース。全体的にその造りの良さがにじみ出ている感じで驚きのレベル。

 

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何故か、またまたニコンなんですが、これはFM系にモードラを付けたまま収納可能なケース。あぁ、これは厳密には本革ではなさそう。その形状が驚きのレベル。

 

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ニコン以外ではこんなのもありました。入門機レベルのフジペット35に用意された、ライカM3用純正品並みに立派な革ケース。

 

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機能的にも優れたコリブリの革ケースなどなど。

 

いよいよ今回の革ケース。

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中に収納すべきカメラが特定出来ていないのだけど、「SEARS」と書かれた革ケース。その前カバーの大きさが驚きのレベルです。何を覆うためにこんなに大きいのかも分かりません。

「SEARS」はアメリカの流通業者で、幾つかのカメラメーカーからOEM供給を受けて自社ブランドのカメラを販売したりしています。その中に日本のリコーであろうOEM機があって、以前紹介したT-L-Sという機種にはボディの右胸部分にシャッタースピードダイアルがあるので、それを覆うには十分なスペースが確保できる前カバーなんですけどね。ちなみに、このドデカイ革ケースにはMADE IN JAPANの型押しがされています。

 

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2017年7月28日 (金)

ニコンF80のファインダーって

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先日、お客さんに「これ(ニコンF80)のファインダーって、こんな暗い感じでしたっけ?」と聞かれました。

え?と思いながら考えたのは、ミノルタα-Sweetあたりで時々見られる、ペンタミラーの変色か!?とか...。

で、ファインダー覗いてみたら、それ系の変色とは違うのだけど、確かにぼわーっとしていて暗めで違和感。

それに、ニコンF80は同じニコンのuシリーズじゃないから、ミラーペンタじゃなくて、ちゃんとしたペンタプリズム装備しているので、それ系の変色は考えられない。

ん??と思っていると、居合わせた他のお客さんが、「液晶パネルを組み込んでるファインダーじゃないですか?それだと電池切れしていると、ファインダー暗くなりますよ。」とアドバイスしてくれました。

なんですと!!

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実は私、かつてF80を私物で使っていたことあるのに、そんなこと知りませんでした!たしかに、このカメラの利点としてモード切替でスクリーン上にグリッドを出すことが可能でした。あれは液晶パネルが内蔵されてるからだっ!!

その機能を重宝がっていたのに、今回のことに気付けなかったことにちょっと落胆…。

でも~言い訳すれば、使ってる機種って電池が入っていない状態でいじることまずないし、電池が完全に切れるまで使わないよなぁ~という言い訳。

いろいろ調べていたら気付きましたが、このことF80の取扱説明書にはちゃんと書かれていました…。

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