リコーっぽい
このカメラ、リコーのカメラのイメージですよね?
でも、「SEARS」と記されています。この名称はアメリカのシアーズローバック社が幾つかのカメラメーカーからOEM供給を受けて販売していたカメラに付けられたブランド名です。
まず、このカメラを手に取った時、背面に記された「MADE IN TAIWAN」に目が行って、リコーじゃないのか!?と気持ちが揺らぎました。
次に、まぁ~どのみち機能的には壊れていそうなんだけども、使用フィルムが126で35ミリじゃないことで希望も薄れました。
でも、レンズの名板に「SEARS」以外に「RIKENON」と記されていたので、「やっぱり!リコーだったのねぇ~!」と、少し救われた気分になりました。
126フィルムを使う当時のリコーのカメラには、MADE IN JAPANの機種もありますが、これと同種と思われるRICOH 126-C AUTO CdSがMADE IN TAIWANであることも今回分かりました。
さて~過去のブログの中で登場した「SEARS」ブランドのカメラを調べたら3台ありました。
上の画像、Sears 32B(左)はマミヤ製でプリズマットNPあたりと同種。SEARS T·L·S(右上)はリコー製でシングレックスTLSと同種。SEARS SL11(右下)はリコーの初代シングレックスと同種なのですが、ニコレックスFとも兄弟機で…どうやら製造はマミヤらしいです。
そして最近、噂で聞いたのは~一般的にマミヤ製と言われているニコレックスFも設計はマミヤらしいのですが、実際に作った工場は別のカメラメーカーなんだとか…。
ここらへん大人の事情が入り乱れております。
- 我楽多屋のFacebookページ(https://facebook.com/garakutaya.camera)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。
- 更新は少ないですが…X(旧ツイッター)(https://twitter.com/arrowgarakuta)とインスタグラム(https://www.instagram.com/arrow.camera_garakutaya/)もあります。