我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年1月 5日 (金)

「フィルムが高い」

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ここ数年、カメラ好き・写真好きな人たちの口から頻繁に発せられるのが「フィルムが高い」という言葉。昨秋あたり少し値下げをしたブランドもあるようですが、全般的に上昇傾向にあるのは事実ですからね。

新品が高いから、巷では期限切れフィルムの値段も上がってきているようです。

ネガフィルムなら10年くらいの期限切れは気にしない人もいらっしゃるので、かなり強気な値段で売るお店もあるようです。

そうは言っても期限切れフィルム。自分の店で期限を切らせたのでなければ、どんな保管がされていたのかサッパリ分からないわけですから、私はあまり高値を付ける自信がありません…。10~20年くらい前から期限切れフィルムに付ける値段はそれほど変えていません。

だからといって、期待されてご来店されても困ります~というか、ガッカリしますよ。最近は期限切れフィルムが出て来ることも非常に稀になって来ましたから。

あと、私が気にしているのは、パッケージに入っていない期限切れフィルム。例えば、35ミリフィルムなら上の画像のような状態のもの。これに値段を付けて売ることは控えています。まずは正確な期限が分かりません。

そしてもう一点、ケースから出してパトローネを見てベロが出ていれば普通は未使用なんでしょうけど、万が一でも撮影済みでベロをパトローネにしまい込まなかったのだとしたら…と思うと、ますます値段を付けて売ることに抵抗を感じてしまうのです。

期限切れによる変色やカブリなどは当然覚悟して使ってもらわないといけませんが、実は一度撮影済みで多重露光の危険までお客さんに冒していただくのは気の毒でなりません。

なので、売るとしてもフィルム送りのテスト用としての値付けまでになると思います。