我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2023年8月25日 (金)

粘り方いろいろ

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我楽多屋の品物に限らず~ジャンクカメラの場合、シャッターが粘っている…なんて状態のカメラはよくある話です。

ただ一言にシャッター粘りと言っても、低速シャッターだけに粘りの症状が出て早めなシャッターを切っている分にはほぼ気にならないものや、全速域で粘り気味なもの、寒い冬になると粘り傾向になって暖かくなってくると回復傾向になるもの…などなど症状はさまざまです。

画像のアイレス35 ⅢCの症状は、続けてシャッターを切っている分にはまず問題ないのだけども、しばらく放置すると…最初の1回だけはどんな速度でも粘るのです。まぁ、これに似た症状のカメラ、案外とよく見かけます。

このカメラの症状を2~3日見ていた限りでは、シャッターを切らずに半日くらい放置すると、最初の1回だけ粘るようなのです。

で、「オッ!?」と思ったのは田中長徳先生が少し前に提唱された「フィルムカメラで1日1枚撮影国民運動」。そのまま1日1枚~の解釈をすると、このカメラを使うと毎日1回目のシャッターは使いものにならなそうなので、フィルムの半分が無駄になるなぁ~なんてこと。

その代わり、外出して1日で1本撮り切ろうと思ったら、まず無駄なく使えるであろう点。それでも1枚目は無駄にするのでは?と思ってしまいがちですが、フィルム装填時の空シャッターで最初の粘り分を消費出来るので、1枚も無駄することなく大丈夫そうです。保証の限りではありませんが…笑。