我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年8月 9日 (金)

ЗОРКИЙ ЗК 50/2

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無知ってものは恥ずかしいものです。

先日あったソ連(現ロシア)製カメラの「キエフⅡ」。ボディ・レンズともに製造番号の前2桁が「49」なので、ソ連製の常で1949年製と判断され、当時から長年連れ添ってきたボディ・レンズと思われます。

この頃のキエフは、戦後にソ連がツァイス・イコンから接収したドイツの部品・技術でほぼ造られているので、後々のキエフより質がいいと言われています。

ボディに刻印された「Киев」は見慣れているので、すぐに「キエフ」と判断出来たのですが、レンズに記された文字は、初期の頃のものはあまり見掛けないのでピン!と来ませんでした。

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レンズもカール・ツァイス製ゾナーのコピーに違いなく、後にはJUPITER(ジュピター)8Mと記されるレンズなのだけど、この個体には「ЗК」と記されています。これ数字の「3」とアルファベットの「Kで」はなくて、どちらもキリル文字だそうです。

また、「ЗОРКИЙ」の前2文字を数字の「30」と読んでしまいましたが、同じく全部キリル文字で「ゾルキー」と書いてあるそうです。

言われてみれば、ゾルキーのボディに「ЗОРКИЙ」を筆記体のような書体で刻印されたものがありますよね。

 

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