我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2019年1月25日 (金)

みるみるうちに壊れていく

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このキヤノネットQL17、最近入荷して動作確認後に値付けして並べてから数日のうちに、20年来の常連さんにお買上げいただいたのです。

値札にはこんな但し書きをしていました。「メーター・シャッター一応生きている・カウンター窓欠品など程度悪し」と。

常連さんも程度悪いのは覚悟でしたけど、使える状態ではあるのでお買上げくださいました。実際にそういうやりとりもしながらでした。

が、すぐ数日後にご来店されて「電池を入れてみたけど使えないみたいなので...」とキヤノネットをご持参されました。確認すると、シャッター切れないうえに巻上げレバーは数回続けて巻上げ動作が出来てしまうのです。

常連さんは「同額以上のものを買うので~」と言われますし、値札の但し書きと違うわけなので当然返品対応させていただきました。

常連さんが帰られて2~3時間後、ダメならダメなりの値付けに変えようとキヤノネットを再び手に取ると、もう巻上げレバーがガチガチでまったく動こうとしません。もちろん、シャッターも切れません。

こうもみるみるうちに壊れていくカメラも珍しい!?

でも、少し反省点がありまして、、、このカメラ、外装も汚れていたし本当に程度が悪かったのです。なので、最初の時点でかなり神経質に動作チェックをしたのだけどもちゃんと動いていたので、いちおう動く値付けをしたのでした。

長年こうしてガラクタ系カメラを扱っていると、勘が働くようになって「このカメラあやしいなぁ~」と思えたり、一緒にあったカメラの程度・状態から推測できることもあったりして、それなりに良い判断が出来るものなんですが、今回はちょっとあまく見ていたのかもしれません。

 

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