ミノルタって…
カメラの歴史を遡るうえで、ドイツ系のメーカーの変遷について複雑で分かりにくい部分があったりします。
大戦後に東西分割されたメーカーがあれば、その後に競争力を失って吸収合併されたメーカーもあり、結局は商標権をまた別のメーカーが引き継いだり...と。
私 二代目もこの業界に入って、こういう過去のことを理解して覚えることに時間が掛かりました。同じ時代に居てその経緯を見ていれば、かなりラクな話なんでしょうけども。
それでいうと、この20年くらいの間に日本のメーカーでも複雑な変遷がありました。
戦前からあったコニカ(旧小西六写真工業)とミノルタ(千代田光学精工)は、2003年に統合されてからもコニカミノルタとしてカメラ・写真事業を継続するものの、僅か3年ほどでカメラ・写真事業から撤退してしまいました。で、その技術はソニーへ譲渡されています。
で、画像のミノルタCLE。ミノルタがライカと共同開発したCL(1973年)の後継機として、独自開発したモデルです(1981年)。
そのうち、「ミノルタってカメラを作ってたんですか?」なんて言う世代も出てくるのでしょうね??
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