我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2018年9月13日 (木)

取扱説明書の表紙

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ミノルタフレックスⅢ型の取扱説明書の表紙がそれっぽくない件。

ご覧のように、富士山と共に雲だか林だかが描かれています。画像では分かりにくいでしょうが、ザラっとした手触りの紙質なのも取扱説明書っぽく見えない要素の一つと言えます。

先週 私が写真組合のセミナーで温泉宿に行ったことを知っている~写真家の田中長徳先生はご来店時にこれを見て、取扱い説明書とは思われなかったようで、温泉旅館か観光地のパンフレットか何かと勘違いされた程でした

また、中身を読んで私が興味深く思ったのは、「ミノルタカメラの特長は光學硝子の溶融からレンズ研磨、シヤッター、カメラ部品まで総て一貫作業の出来る事であります。が、生産の合理性と我が國カメラ工業發展の爲にミノルタフレックスⅢ型には優秀なるセイコーシヤラピッドを着し又ミノルタコードにはシチズン社と提携してシチズンシヤッターを採用する事となりました。」と記されていたこと。

我が國のカメラ工業の発展に気を遣って製品を開発・製造していたミノルタさんが、その50年後にコニカと合併したうえに僅か数年でカメラ情報業から撤退してしまったのですから…。

 

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