アダプトマチック
レンズがAF(オートフォーカス)時代になって、タムロンレンズのラインアップから消えて行ってしまいましたが、MF(マニュアルフォーカス)時代にレンズメーカーのタムロンはマウント交換式レンズにこだわっていました。
1960年頃登場した、タムロンのマウント交換式レンズの第一弾「Tマウント」式はレンズの自動絞りには対応していませんでした。
約10年後に登場の「アダプトマチック」は自動絞りに対応していましたが、僅か数年で「アダプト―ル」へバトンタッチして、次に最終型の「アダプト―ルⅡ」へ進化します。
「アダプト―ル」と「アダプト―ルⅡ」には物理的な互換性はあったとは思いますが、相互利用すると何か機能が発揮できないなどの問題もあったはずで、、、大変スミマセンが詳細は定かではありません。
さて、「アダプトマチック」はアッという間にモデルチェンジしてしまったので、今となってはほとんど見かけなくなってしまいました。短命だった理由の正確なところは分かりませんが、脱着に少々気を遣わないといけないのは明らかな事実です。
先日も我楽多屋でお客さん2名と、売り物の中にあったアダプトマチックのタムロンレンズのマウント部を外したのはいいものの。装着するのに大変手間取り、翌日にタムロン勤務の常連Mさんが多分来店されるだろうから、下手にいじらないで任せてしまおう…という事件がありました。
アダプト―ルなら、レンズ側にある水色の印とアダプト―ル側にある同じく水色のマークを合わせて装着すればいとも簡単に装着が出来ます。
最後にこの前の土曜日、アダプトマチックを元に戻せなくなった場に居合わせたお客さん、ご安心ください。翌朝改めて装着を試みたら、Mさんに頼るまでもなく、ちゃんとオート絞りが利く状態でレンズに装着出来ました。
*一番上の画像、レンズに付いているのはコニカARマウント(FTA以降対応)のアダプトマチックで、横に置いてあるのはミノルタSRマウントのアダプトマチックです。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。