電池室の中に異物!?
我楽多屋に並べる品物を検品中に起きた話です。
ヤシカエレクトロ35の動作チェックをしようとして、底面にある電池蓋を開けてビックリしました。電池室の中に銅色の変なものが見えたからです。一瞬、コガネムシがいるのかと思って、ドキッとしました。
でも程なく、電池の接点を底上げしたのだと分かって安心しました。
そう、ヤシカエレクトロ35に使う電池「HM-4N」は、もうとっくに入手が出来なくなっているので、このカメラを使おうとすると、何か細工をして使わなければならないのです。
一番簡単なのは、4LR44という電池にアダプターを付けて使う方法です。でも、そのアダプターが新品で買うと2~3千円もします。
そこで器用な人は、もっと安価な方法でアダプター代わりになるものを作っちゃったりします。その一つとして、リップクリームのケースを使ってアダプターを作る例を、以前紹介したことがありました。
今回のヤシカエレクトロ35も、代わりの電池を使うための苦肉の策だったのです。本来の接点の上にバネ状のものを入れて、その先に甲虫の背みたいなのを付けて接点を底上げしていたのです。ここに4LR44を入れて動作チェックしたら、この個体はちゃんと動作しておりました。
★本文中に出て来る電池「4LR44」も最近、国内メーカーの製品リストからは外されたようで、この電池の入手も困難になり始めているようです。
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