F値1.2のニッコール
どちらも伝統のニコンFマウントのマニュアルフォーカス・ニッコール標準レンズで、F値1.2の大口径です。
左の55mmの方が前のモデルで、右の50mmの方が後のモデル。
実は後者はまだ現行品で入手が可能なことを、最近すっかり忘れ気味でしたが、今の時代となっては貴重な話ですよね。
ニコンはマニュアルフォーカスレンズをいまだにラインナップしているんです。キヤノン、ペンタックス、オリンパスなどなど、もう他にはそういう大手国産カメラメーカーありません。
現在、ニコンは20mmから105mmまで8本のマニュアルフォーカスレンズをラインナップに残しています。
ちなみに、ニコン初のデジタル一眼D1が発売された直後の2000年、フィルムMF一眼のF3やNewFM2もまだ現行品の時代。当時のカタログにはマニュアルフォーカスレンズが33本もラインナップされていました。同じくオートフォーカスレンズは39本。
そんな17年前に比べれば風前の灯かもしれませんが、今なお新品で入手可能な状態であることは、さすが大ニコンさん。だって、MF一眼は普及版のFM10の1機種しか残っていないというのにね。
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