フェドなんかをM型ライカに付けるとき
まだまだ修行が足りていませんでした...。ヒアリングミスで以下のような展開で問題解決までに時間を要してしまいました。
先日来、某常連さんから、ロシアのフェド28㎜にMリングを介してM型ライカに付けようとすると、フォーカシングノブが当たってうまく装着できない旨の相談を受けていました。
レンズの個体差なのか、Mリングの形状差なのか、はたまた何なのか、答えを出せないままでした。
が、SNSで他の常連さんが、「フェドを無限遠にロックしちゃうと回らないので、ロックに入れないで取り付けています」とのコメント。
あっ!これのことか!と気づきました。実は自分もロシア製の偽エルマーをライカM6に付けるときに、それをやらないとフォーカシングノブとフレームセレクトレバーが干渉(下の画像参照)するのでロックせずに回していました。
ただ、そのような方法でレンズ自体をボディにキッチリと装着しても、フォーカシングノブは結局ほかの部分に干渉して無限遠までは行かないのです。下の画像のように20フィート(6メートル)くらいまで。
でも、少し絞って被写界深度を深くして使えば何とかなります。このM6と偽エルマーの場合、絞りを「8」にすれば、3.5フィート(約1メートル)から無限遠までカバーしてくれるんで(下の画像参照)、実用上はまず問題ナシ。
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