u2 に f2
ニコン一眼レフシステム最初期のレンズ、「ニッコールS 5cm/f2」、明るいf1.4よりも、こちらの方が使いやすいというマニアも多いです。
そして、ニコン一眼レフシステム最後発のボディ「u2」。普及機として登場しながらも、先発の中級機F80にも迫る性能も持っていて、それを評価するマニアも多いです。ペンタ部のデザインに以降のニコンデジタル一眼と共通性があるところに、過渡期のモデルあることも垣間見えて興味深い。
ともに、ニコンファンの命綱的な普遍の「Fマウント」。このレンズとボディは長い時の流れを超えて装着可能です。
ただ、撮影しようと思うと、シャッタースピードも絞りも完全マニュアルな操作を求められます。内蔵の露出計も利きませんが、それも考えようで、ニコンFと同じなわけです。
いや、Fに勝っている点もあります。まず一つ、フィルム巻き上げしなくていいです。そして二つめ、ピントリングは自分で回さないといけないけど、中心部分でピントが合えばランプが点灯するので、フォーカスエイドが利くのです。
さて、なんでこんな話題になったかと言いますと、ジャンクのu2と言われて持ち込まれた個体が、私が見る限りどこも不具合な点が見当たらず、いろいろといじっているうちに、こんな流れになってしまったというわけです。
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