Tanack V3
1950年代、ライカのコピーカメラと言われる類いのカメラを製造していた田中光学。
田中光学のカメラだから「タナック(Tanack)」、田中光学のレンズだから「タナ―(Tanar)」。明瞭です。
もともと、シネカメラ用のレンズ製造をしていたからでしょう、同じくライカコピーを製造していたニッカやレオタックスとは違って、レンズも自前でした。
また、独自のモノを出そうとしていた何かを感じられるメーカーです。
それを一番に感じるのが、このV3はレンズマウントが専用バヨネットである点。しかし、、、専用のバヨネットマウントレンズは発売されることはなく、マウントアダプターを介してライカスクリューマウントのタナ―が装着されて販売されていました。で、V3発売の翌年に会社が倒産してしまいます。
今回、他の方がネット上でコメントされているのを見て気付きましたが、Tanackの「k」の字が、平仮名の「た」に似ていると、確かに見える\(◎o◎)/!
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