我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2016年6月20日 (月)

人気維持T3

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最近、「フィルムカメラはダメだね~」と言う人がいます。補足すると、中古市場における市場性についてです。

たしに、デジタル全盛の時代になってフィルム自体の販売環境や現像などの事後環境が不便・値上げ気味なので、仕方ないことではあるでしょう。それでも、フィルムカメラで遊んでいる方は確実にいらっしゃいますし、数あるカメラの中で市場的にも踏ん張っている機種だってあります。

この「コンタックスT3」もその1台かと思います。高級コンパクトTシリーズの35ミリ判最終機種。

先日このカメラの買取りをさせていただいた時のお話しです。こちらから提示させていただいた買取金額にご満足いただきましたが、これは売る側と買う側の思いの差ってやつでしょうか...。「そのくらいになっちゃいますよね」とも、お客さんがこぼされました。

ただ、取扱説明書や保証書(期限切れ)と一緒に、13年前に新品で購入された時のレシートもあって、その金額を見ると、それに対してかなり良い率の買取金額になっています。

そのお客さんは女性だったのですが、「当時の彼にこれを買ったらいい!と薦められて、分からず買ったカメラなんですけどね。今はもう使っていないし」と言われました。

その彼氏さん、後年の中古市場を見る目があったのかもしれませんね(笑)! いやいや、市場性だけではなくて、カメラとしても良いカメラです。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。