ニコンレンズ・シリーズE
ニコンのFマウント一眼レフ用レンズの中に、「ニッコール」を名乗らないシリーズがあります。
1980年、「リトル・ニコン」のキャッチフレーズで小型軽量と価格を抑えたエントリーモデルであることをウリにして登場した「ニコンEM」。これと同時にラインナップされた「シリーズE」のレンズが「ニッコール」を名乗っていません。ズームも含めて当初5種類が用意されていました。
このシリーズEの一番のポイントは、小型軽量をウリにしたボディと同じく軽量に仕上げるために鏡胴がプラスティック製である点と、価格を抑えるためにコーティングが単層である点。
多少遠目に見ても、プラスティック外装の質感は感じられてしまい、金属鏡胴のニッコールレンズとの差が気になってしまいます。
でも、軽量とコスト減を目的とした以上、ある程度は仕方がないと思うのですが、、、さすがニコンさん、何かプライドめいたものであったのでしょうか!?マイナーチェンジをした際に鏡胴の一部にシルバーの金属リングを追加するのです。
実際これで、見た目が良くなりました。
今回の画像がそれを表せているかと思います。ボディは当時のEMではなくて、近年の廉価版ニコンFE10とFM10。右のFE10に付いているのは初期のシリーズEレンズ。左のFM10に付いているのがマイナーチェンジ後のシリーズEレンズ。
左の方が格上に見えますよね!
あと、、、今回、FE10、FM10に装着した理由があるのです。シリーズEのレンズ、製造はコシナらしいのです!!ということは、画面に写っているボディ2台・レンズ2本、計4点。全部ニコンブランドの製品ではありますが、製造はすべてコシナのOEM品ってわけです。。。
今日の記事も一昨日の記事同様、コシナ研究会さんのご協力のもとの話題です。ネタ提供ありがとうございます。
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