ブラックボディの真偽
キヤノンL1ブラックの超美品を最近入手された~という方が少し前にご来店され、このブラックボディはホンモノか後塗りか~と相談されたことがありました。
正直、真偽の断定は出来ませんでしたし、その方の所有品ですから下手なことも言えません。
聞くところによると、中古カメラ屋さんのウインドウに並んでいる時点で、真偽不明で売られていたものらしく、見た目がキレイなだけでなくて、シャッターやファインダーなどの状態も良いので、納得のうえの入手だったそうです。
キレイなシルバーボディを買うことや、後からオーバーホールすることや、リペイントすることを考えたら、十分にお買い得なモノなので、たとえ、リペイントでも構わない~というお話でした。
昨日、その方が再びご来店された時に、長徳先生もご来店の最中でした。長徳先生とそのお客さんが、真偽のほどについて何やらお話されていらっしゃいました。
さて、私の手元には、明らかにリペイントのペトリカラー35のブラック(画像内右側)があります。
何故に「偽」を明言するのかというと、自分で依頼して塗ってもらったからです。
塗ってもらったのは、もう20年近く前の話。当時はまだホンモノのブラックボディを見たことなかったのですが、後から、ホンモノ(画像内左側)を入手した時にはその差が歴然。
キヤノンとペトリを比較することも、ペトリの塗り加減レベルを踏まえても、同じ土俵で語ること自体がナンセンスではありますが、ついつい、若気の至り~ってやつを思い出してしまったのです。
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