RICOH Super 44
「アメリカの家庭写真はプリントではなくスライドが主流であった。35mmスライドフレーム(5cm×5cm)に一杯になるベスト(127)フィルム使用の正方形画面のカメラが流行をはじめた。」そうである。
で、このカメラの発売は1958年のこと。
登場の経緯がそういうことなので、日本国内ではほとんど見かけることのない「リコースーパー44」です。
また、これもアメリカ市場を意識してのことでしょうか・・・(意味不明、いや意味深)!? シャッタースピード・絞りの数値が、カメラを構えて上方から見た時に、見やすい向きに表示されています。
なので、テーブルなどに置かれたカメラを正面から見ると、それらの数字は天地逆になっています。
小さいボディなのにちゃんと作られているうえ、ネームプレートがとてもお洒落だからか、思いのほか存在感のあるカメラです。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。