花形フード!?
年末に常連Bさんから発せられた疑問。『このFDレンズの鏡胴先端の凹凸形状はどういう意味なのか???』
年が明けて、我楽多屋にもその同形レンズが入ってきたので、取り上げてみることにしました。
「花形フードの役割をしているのではないか?」というのが、真っ先に思い浮かぶ案なのですが、この凹凸部分、フォーカス時には回転してしまうので、たとえ役割が花形フードだったとしても、その役割を発揮し得るのは凸部分が天地に位置する無限大の時だけ。。。それよりなにより、ちゃんと別付の専用フードが存在しています。
実際にレンズをいじってみると、「フィルターの脱着をするためなんじゃ?」という案が思いつきます。
確かに、ズームを一番広角寄りにして、フォーカスを最短撮影距離にした時に、やっと前玉が一番前側に出て来て、その時にこの凹凸の凹部分の恩恵で、フィルター枠を回すことが出来るのです。よって、もっともそうな案なのですが、そもそもフードじゃないんだから、凸部分が無くたっていいわけです。
また、専用フードを見ていると思い浮かぶのが、「カブセ式フードだから、この凸部分に締め付けるんじゃ?」という案。逆の言い方をすれば、「凹部分が必要というよりは、凸部分が必要だったのでこういう形状になったんじゃ?」という案。
が、フードを装着してみると、凸部分どころかガバーッと凹部分よりも深く本体側に近いところまでカブセて締め付けるので、この案もやはりボツ。。。
で、挙句の果てには、レンズ先端部がこんな凹凸形状をしているために、キャップをこんな深いキャップにしなければならなくなってしまってます。
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