フィルターマチック
ほとんどのレンズで、レンズフィルターはレンズの被写体側最前面に付けるものですが、中には、まったくその逆で、後ろ玉のボディ側に付けるようになってるミラーレンズや超広角レンズがあったり、鏡胴根元付近に専用フィルターを落とし込む(ドロップイン式)超望遠レンズなんかもあります。
このシグマは、フィルターを鏡胴内に内蔵しているタイプ。その名を「シグマフィルターマチック」。
レンズの中に4枚のフィルターが組み込まれていて、回転させることで任意のフィルターを選べるようになっています。
4種のフィルターの内訳は、モノクロ用イエロー(YT-48)と、同じくモノクロ用オレンジ(O-56)、色温度変換用ブルー(LB-180)、スカイライトのL-1A。
フィルム全盛時代には、常用フィルターとしてそれこそスカイライトフィルター全盛の時代もあったんですけどね。最近のデジタルユーザーには、スカイライトフィルターを敬遠する人もいらっしゃいますが、それでも、選ばないといけないのです。
最後のひとつは、ガラス無しか、完全無色のプロテクターでも良かったんじゃないか~とも思うんですけど。
あと、この個体の場合、レンズ自体にはカビもクモリも出ていないのだけど、少しくもってるフィルターがあって、少々厄介なことになってます。