部品の格差
オリンパスのOM-1とOM10を見ていて、手で触れて操作するところの部品の違いに気づきました。
上の画像でも分かりやすいのは、シャッタースピードダイアルと巻き戻しクランク部。
上位機種のOM-1(画像手前)のそれは、金属製で滑り止めのローレット加工がされています。
一方、普及機のOM10(画像奥)のそれは、プラスティック製であるうえに滑り止めの加工(ローレットではなくて成形?)も簡素化されています。
当然、本体価格に差のあるカメラなのだから、部品の質に差があって然るべき。でも、こういうのって見た目だけでなくて操作感にも影響してくるもの。
実用一点ばりで細かいことを気にしない人もいれば、所有感を満足させる質の高いものを求める人もいます。
ただ、多くの工業製品は、高いモノは質も良く多機能高性能、安いモノは質・機能・性能とも一律で落ちてしまうもの。。。まぁ、仕方ないんでしょうけど、そういうモノ選びに迷うことも趣味の楽しさのひとつと思えば、いいんじゃないでしょうか。
【補足】部品の格差については、OM-1とOM10は登場時期が違うからでは?という意見が出て来そうですが、OM10と同じ1979年に登場しているOM-1の後継機OM-1Nも、OM-1(1972年発売)とほぼ同じ外装なので、その心配は無さそうです。
ちなみに、部品の格差はクルマなどでも言えることで、当然、値段や車格で装備品が違ってくるのだけど、たまにこんな部分もあります。
トヨタ車の場合、大衆車のカローラと、スポーティ車のオーリスと、高級車のクラウンのパワーウィンドウ・スイッチは、見る限りデザインは一緒みたいです。。。