100万枚撮りフィルム
コブクロの「Million Films」という2004年発売の楽曲。もう8年も前の曲だけど改めて聞く機会があって、
「100万枚撮りのフィルムでも撮りきれない程の想い出を 君と二人 未来へ焼き付けていけたらいいな」
というフレーズが気になりました。
ちなみに、この曲はフィルムで写真を撮って~というカメラ好きな人の内容ではありません。
「100万枚撮りフィルム」という表現が、想い出や記憶の例えとして使われているのですが、ちなみに、100万枚撮りフィルムは36枚撮りフィルムに換算すると、27,777本分。
以降、「君と二人」50年連れ添ったとして、36枚撮りフィルムで年間555本分。同じく月46本分も消費しないといけません。
一言で「100万枚」なんて唄ってますが、すげぇー量です。
これだけだったら、茶化しにしかならないので話題にしなかったと思いますが、「焼き付けて~」というフレーズも興味深く感じたので。
「焼き付ける」とは、言うまでもなく写真の世界では「引伸ばし機などでネガ像を印画紙に感光させること」ですが、そうでなくても、「心に焼き付ける」とかいう風に人間の想い出全般にも使いますよね。「記憶」と「写真」、こんな部分に共通性があることに、写真文化の奥深さを感じちゃったりしました。
デジタルの世界では、「保存」とか「ダウンロード」とかって言葉になってしまって、ちょっと味気ないような…(笑)